お風呂の時間を健康的に利用するためのポイント

上手に使えば、湯船につかるのはとても健康的な習慣です。

ただし、これも何となくお風呂に入っているだけの場合と、
ポイントを抑えた場合で話が変わってきます。

ここでは簡単にできるポイントを紹介しておきます。

お湯は浄水器を通す

これを言うと驚かれることが多いのですが、
お風呂には浄水器を取り付けた方がいいです。

というのも、塩素の含まれた水というのは体に悪く、
飲水ではなくてもマイナスになります。

塩素の毒性は決して小さなものではなく、
水泳選手が早死にすることが多いという話も
聞いたことがあるかもしれません。

プールの場合は皮膚や粘膜から吸収しますし、
お風呂の場合は蒸気を口や鼻から吸い込むことになります。

プールの塩素くささには覚えがあるかと思いますが、
水道水も程度の差こそあれ、
塩素消毒がされています。

そのため、浄水器できれいな水にしておいた方が安心です。

飲水以外にまで浄水器を付けるのは抵抗があるかもしれませんが、
健康のためにはぜひ取り付けてほしいと思います。

半身浴プラスふくらはぎのマッサージ

肩までお湯につかる場合、
心臓が熱せられて早めにのぼせやすくなります。

そのため、体が温まったと感じるタイミングが早まります。

しかし、もっとも温まりづらい足先はまだまだ不十分なことが多く、
これでは入浴の健康効果は限られます。

人間の体は足先を温めることによって、
熱が上にのぼって循環するようになっています。

これは自然の摂理と同様です。

お風呂のお湯や温かい空気が上に集まるのと同様に、
体の下の部分に当たる足を温めれば、
自然に全身に熱は巡るのです。

しかも、上手に循環を起こしながら。

そのため、足湯や半身浴は効果的です。

加えて言えば、ふくらはぎを軽くマッサージしておくと
さらに循環が強化されます。

ふくらはぎは一度足元に降りた血を体に戻す
ポンプのような役割を果たしており、
第二の心臓とも呼ばれています。

この部分をしっかりリラックスさせて活性化させると、
より循環がスムーズになるのです。

温めながらくるぶしから膝に向かって
持ち上げるようにこすり上げていけばいいので、
特に難しいことはありません。

もちろんマッサージ法も追求すれば色々ありますが、
まずは痛みを感じない程度にこする程度で十分です。

下手に揉みほぐそうとすると筋を痛めることもあるので、
あまり力は入れないでください。

しっかりした教育を受けていないマッサージ師の施術にも
同様のリスクがあります。

これはふくらはぎだけではなく、肩や腰など、
体中に言えることなので気をつけてください。

入浴前に十分な水分を

基本的なことですが、お風呂の前にはしっかり水分を補給して、
のぼせたりしないようにしましょう。

加えて、体を温めたりマッサージをする前に水分を取ることで、
循環を加速させる効果もあります。

この時に飲むのはキンキンに冷えたジュースやビールではなく、
常温の水やお茶が最適です。

内臓を冷やしてしまうのは良くないので、
健康のことを考えると、
お風呂の後の冷たいビールもできれば避けたいところです。

と言っても、これは健康のことを優先的に考慮した場合の話なので、
どんな価値を優先するかはあなたの好み次第ということになります。

風呂あがりのビールが生きる活力という場合には、
飲み過ぎない程度に楽しむのも1つの道でしょう。