背中のかゆみの原因は?病気が隠れていることも

背中のかゆみは乾燥肌ばかりが原因だと思っていませんか?

たしかに、そのような場合も少なくはありません。

自分ではなかなか手が届かなかったりするので、
もどかしい場所ですよね。

仕事中にかゆくなると、場所がオフィスなだけに困ります。

あとは体が温まるお風呂あがりに症状が出やすく、
特に冬にこのような傾向が出る傾向にある場合には、
乾燥肌が原因の可能性が高いです。

この場合には保湿が必要なので、
化粧水や乳液を付けることで収まることがあります。

問題なのは、自分では塗れない場合。

これが困るのです。

サンオイルのように背中に塗ってくれる人がいればいいのですが、
いない場合は自力で解決するしかありません。

以前に聞いた話では、
孫の手に乳液を付けて背中に塗り、
その後で孫の手に残った分は腕や足に付けるということです。

体を洗うためのボディーブラシを最初に検討したそうですが、
ブラシの隙間に乳液が入り込んで無駄になる上、
洗うのが大変という理由で却下。

結局、百均で孫の手を見つけて即決したそうです。

これも生活の知恵ですね。

ただし、あまり強く塗りつけることはできず、
死角になって動きも限定されてしまうので
背中がヌルヌルになるのが問題点です。

手で塗った場合に比べると、
どうしても厚塗りになってしまいますので。

結局、この点は解決法が見つかっていないという話でした。

あとは保湿力の高い入浴剤を使うとか、
背中を洗い過ぎないこと、熱いお湯を使わないことも
入浴時の注意として有効です。

病気が原因でかゆみが出る場合

一言で病気と言っても、いくつか候補があります。

その1つがストレス性皮膚炎です。

文字通り、皮膚炎の一種なわけですが、
ストレスを原因として起こります。

もはや現代人の体調不良には、
多かれ少なかれストレスが関わっている感がありますが、
この場合は関連性がかなり強いことになります。

自律神経が乱され、結果としてかゆみが起こるわけですが、
皮膚科で診断を受けても異常が見当たらないため、
適切な治療を受けるのが難しいという厄介な性質があります。

そして、おなじみのストレスを貯めこまない、
上手に解消するというお題目が唱えられるのですが、
ここでは省略します。

趣味を持つ、大声を出す、職場等の環境を変える、
体を動かす等の基本的な対策については
改めてお話しましょう。

ストレス性皮膚炎の他にも、
背中のかゆみの原因として腎臓や肝臓が
何らかの病気を抱えている場合もあります。

黄疸を伴うような場合もあり、
この場合は顔色や白目が黄色くなります。

まだ痛みまでは至っていないものの、
かゆみや違和感が出ていることがあるため、
時には癌等の腫瘍や病巣がひそんでいることもあります。

これ以外にも、皮膚の病気として湿疹であるとか、
アトピーやアレルギー等が起こっていることもあります。

原因も治療法も様々なので、
一言で背中のかゆみと言っても意味するものは様々です。

まずは問題がなぜ起こっているのかを確認し、
それに合わせた対応が必要になります。