低気圧による偏頭痛の原因と対策

台風を中心にした低気圧が偏頭痛を引き起こすのは、
俗説と思っている人も中にはいるようです。

しかしながら、実際に多くの方が症状を訴えており、
気圧の変化によって頭の血管が膨張するという説や、
自律神経が乱れるのが原因になっているという説が提唱されています。

低気圧になると内耳という部分が情報を分析して、
副交感神経が優位になります。

これは休息を取る時に優位になるわけですが、
普段とは違う場面で機能することになります。

その結果として、
体調不良の原因になるのです。

では、偏頭痛の対策についても見ていきましょう。

まずはシンプルに頭や首を冷やす方法です。

濡れタオルや冷えピタ等のジェルシートでも、
氷枕でもかまいません。

開きすぎた血管を縮ませるために、
冷却するというのはシンプルに効果があります。

あとは冷やしている姿が体調の悪さをアピールできるので、
会社を早退したり、残業を早めに切り上げる口実にもなります。

これは企業の雰囲気によるところが大きいので、
自己管理がなっていないだけだと吐き捨てられる恐れもありますが・・・

こうなってくると、もはや働き方を見直さないと
満足に休養も取れない人生になってしまいます。

他にも食べ物や飲み物で低気圧による偏頭痛の症状を
緩和させるという手もあります。

食べ物であれば、マグネシウムの多い
アーモンドや大豆、いわし、アサリ等を食べるとか、
ビタミンB2が多く含むレバーや納豆、うなぎ等です。

ただし、これらの食べ物は即効性はあまりありません。

事前に食べておいた方がいいでしょう。

それに比べ、コーヒー・紅茶・緑茶等に含まれるカフェインは
鎮痛作用があるので手軽に効果を得られる飲み物です。

普段はあまり飲まない場合でも、
低気圧になってきたら飲んでおくのも手でしょう。

もちろん効果には限りがありますが、
手軽に使える方法という意味では有効です。

これらの方法で対処しても良くならないとか、
仕事をするのも辛い場合はゆっくり休むしかありません。

明かりがチカチカしているオフィスにいると、
それ自体が光刺激として脳に届いて休めません。

騒がしいこともマイナスになります。

そのため、できれば帰宅して、部屋をなるべく暗くして
脳がゆっくり休めるようにしてから眠りたいところです。

ちょっとした光の情報も脳の覚醒につながるので、
普段から寝室は真っ暗になるようにしておきましょう。

カーテンが薄いと感じるのなら、
遮光性の高いカーテンに買い替えましょう。

健康への投資と考えれば、決して高くはありません。

睡眠の質を高めることには
カーテン代以上の価値があるはずです。