今回はよくある疑問についての回答です。
テーマは、おたふく風邪の時のお風呂の扱いで、
入浴が可能かどうかということです。
結論から申し上げると、
熱が極端に高い時や頭痛が激しい時以外は問題ありません。
とは言え、お風呂に長くつかっていると体力を消耗します。
湯船につかるのはジョギング並みに疲労すると聞いたことはありませんか?
特に肩までお湯につけると、心臓へも負担がかかります。
これはよくありません。
そのため、シャワーを中心にして軽くお風呂に入るだけとか、
そのくらいにとどめておいた方がいいでしょう。
おたふく風邪の時も体は清潔にしておきたいので、
シャンプーや体を洗ったりするのは問題ありません。
ほとんどの場合、子供がかかる病気ですので、
治るまではささっと洗ってあげて、
お風呂から出すぐらいがいいでしょう。
あとは体をよく拭いて、
布団でゆっくり寝かせてあげてください。
ちなみに、以前に相談に乗った人の子供はお風呂嫌いで、
普段から強く言わないと入浴しないという話でした。
そのため、風邪を引いたりすると、
すぐに「お風呂に入らなくていいよね?」
と言ってくるそうです(笑
たしかに、子供は面倒くさがることが多いですよね。
かと思うと、
子供の頃から潔癖症であったり、
お風呂好きであったりすることもあるので、
多少辛くても体を洗いたがることもあります。
このあたりは本当に個人差が大きなところです。
病気の時の体調管理と入浴の兼ね合いは
子供では判断の難しいところですので、
家族が代わりに行ってあげた方がいいでしょう。
なお、おたふく風邪になったからと言って、
急に食生活を変えたりする必要はありません。
東洋医療的に言えば腎気を増やすとか、
五臓六腑のうち、弱い臓器を補強して免疫力を高め、
ウイルスへの抵抗力を強めることは可能なわけですが、
体が弱っている時にすることではありません。
特に子供の場合は、気が向かないと食べてくれなくなります。
これでは本末転倒ですので、
食欲がないような時には喜んで口に入れるものを用意するとか、
そういった方向で考えていただけばかまいません。
とは言え、さすがにお菓子やスナック菓子ばかりでは
栄養がかたよるのは明白です。
また、東洋医療で言うところの
気の循環を妨げることになる材料が多いので、
これらの甘いものやインスタント食品の摂取は
ほどほどにしておくことをお勧めします。
ちなみに、砂糖や保存料が体に及ぼす影響については、
西洋医学の分野でも認められているところです。